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聖書のお話2025.11.30

【聖書個所】イザヤ書9:1-6 【説 教 題】救い主到来の予告 【中心聖句】ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。(イザヤ9:6) 【説 教 者】黒田 明 【新 聖 歌】68久しく待ちにし   クリスマスを迎えるにあたり、私たちは今回1つのことに思いを巡らしたいと思います。すなわちそれは何かといえば、「救い主がお生まれなさる」とのメッセージは、救い主誕生の何百年も前から、すでに旧約聖書の中に預言されていた事柄であったということです。 ご承知のとおり、マホメットであれ、釈迦であれ、孔子であれ、またソクラテスであれ、その誕生が何百年も前から予言されていた人はひとりもありませんでした。ところが、救い主に関しては何百年も前から数多くの預言がなされていたのです。 たとえば、きょうお読みいたしましたイザヤ書9:6ですが、これも「メシヤ(救い主)預言」として知られている箇所の1つです。しかも、救い主イエス・キリストがお生まれなさる700年も前から、すでに救い主誕生の目的が何であるのかが明確に記されてあったのです。   「ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。」   ここからもわかりますように、救い主誕生の目的…、それは「私たちのため」とあります。つまり、救い主は私たちのためにお生まれなさるというのです。では、何ゆえに私たちに救い主が必要なのでしょうか。それを知る手がかりが2節にあります。要するに、私たちは「闇の中を歩んでいた」者であり、また「死の陰の地に住んでいた」者たちでもあった…。つまり、ここには「闇」、そして「死」とあるように、私たちではどうすることもできない、これらの問題をかかえているがゆえに、私たちには救い主が必要なのです。 たとえば、あなたがもし何かのことで心を暗くしているとするなら、救い主はそんなあなたのためにこの世界に来てくださったのです。言うなれば、救い主イエス・キリストはあなたや私を暗やみから光へ、また死からいのちへと移すために、天からこの地上へと降って来てくださったお方なのです。 しかも、注目したいのは6節の後半で、彼の名が4つの名で呼ばれているということです。1つ...